【ギター教室】フェンダー(Fender)ストラトキャスターとは

■ ストラトキャスターの特徴

(1) ストラトキャスターとは? エレクトリックギターの代表的存在で、フェンダー社社長のレオ・フェンダー開発し1954年から発売を行なっているギターの機種です。基本的な構造は同じフェンダー社のテレキャスターを発展させたもと言われています。


(2) 特徴


シングルコイルのピックアップ(音を拾い電気信号に変える部分)が3つあり、弦のチューニングの際に回すペグが片側に6本ついています。セレクターの組み合わせで多彩で繊細な抜けの良いサウンドが作ることができ、好みに合わせてカスタムがしやすいのも大きな特徴です。扱いやすく、そしてサウンドの幅広さから初心者の方にはおすすめのギターです。またフェンダーのストラトは、レフティモデルも充実しており、各年代からそれぞれの特色を生かしたストラトが選べるようになっています。


■ ストラトにも階級がある


フェンダーは生産地で分類されており、それぞれが別のブランドのように扱われています。


◇フェンダー・カスタムショップ(FCS)


  フェンダーのギターで最も高いグレードの製品を手作りしています。限られた職人たちが手作りしていますが、その中でもトップに位置するマスタービルダー(その分野の一流職人のこと)たちによってフェンダーの品質管理が行われています。価格は約35万円〜300万円と値段を見ても最高品質なのが分かります。


◇フェンダーUSA


「アメリカンシリーズ」とアーティストモデルのものを生産しています。まさにスタンダードと言われるストラトキャスターです。職人たちはマスタービルダーの技術指導を受け手作りしており、プロの方の利用に耐えることの出来る品質とサウンドを持ち合わせ、下取りの価格が高いのが特徴です。価格は約15万円〜30万円程です。


◇フェンダー・メキシコ(MEX)


メキシコにある、フェンダー直営の工場で生産されています。現場の職人たちにはカスタムショップのマスタービルダーが定期的に技術指導を行なっており、木材の調達先や工作機械・製造のノウハウなどはUSAの工場と同じです。その為もあってか、低コストでもしっかり「フェンダーの音」を出すことが出来ると言われます。価格は約8万円〜15万円程です。


◇メイド・イン・ジャパン(MIJ)


日本製のモデルは、かつてのフェンダー・ジャパンに代わる日本国内での限定販売の正規品としてのフェンダーのラインナップで、ジャパン・エクスクルーシブ(=JE)と、フェンダー社のプロデュースで展開される「メイド・イン・ジャパン=MIJ」シリーズで構成されています。日本メーカーによるOEM生産(他者ブランドの製品や製造すること)です。価格は約8万円〜10万円程です。


◇スクワイア


フェンダーのブランドを安価に提供するラインナップで、これからギターを始める人が最初の一本目として購入しやすい価格を提供しています。製品は中国やマレーシアなど、アジア諸国のメーカーでOEM生産(他者ブランドの製品を製造すること)されています。フェンダーの中でも下位ブランドという認識がありますが、調整やカスタマイズによってはプロのミュージシャンの使用にも十分耐えることが可能です。価格は約2万円〜5万円程です。

■ 見分けつきますか?3種類のスタイル

普通に見ればどれも同じように見えるストラトキャスターも実は上記でご紹介した階級以外にも様々な違いによって3種類の"スタイル"に分けられています。メジャーなところだとボディが赤や白、青などがイメージ出来るかと思いますが、スタイルによって異なる様々なカラーにも注目です。


(1) モダン・スタイル(現代風)


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モダン・スタイルのギターには、長年の研究で考案された改良がパーツに反映されることで安定感が強化されており、現代音楽に合った機能を備える為に様々な工夫がされています。太すぎないネックグリップで色々な音楽にマッチすることを目指し、クセを持たず扱いやすいため、エフェクターとの相性も良好です。ヴィンテージ世代のギターにはなかったカラーが使われることも多く、カラフルなラインナップになっています。

(2) ヴィンテージ・スタイル(昔風)

ストラと2.png 各年代の特徴を追求した「ヴィンテージ・スタイル」は、5段階の階級それぞれから各年代のスタイルを持つストラトが販売されてきましたが、現在では低価格帯のものが生産完了となっています。フェンダーのラインナップで最も人気があるスタイルでグレードが上がっていくにつれて再現度も高くなってきており、シリーズによってはヴィンテージギターと見分けがつかないクオリティーのものもあります。当時作られたギターだと中古でも相場が100万円以上のものばかりです。


(3) シグネイチャーモデル(アーティストモデル)


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通常のラインナップにはない、個性的な仕上がりが魅力のシグネイチャーモデルは多くのアーティストたちが自分自身のこだわりを表現した、まさにアーティストたちの「顔」とも言えるスタイルです。上記の写真も黒で統一されたシックな仕上がりになっています。フェンダーというだけあってそうそうたる顔ぶれのアーティストたちの愛したギターを再現しています。各アーティストのトーンに近い音が再現され、プレイスタイルや鳴らしたいサウンドの理想に近いアーティストのものを使うことで、理想の音により近づくことができます。まさに深いこだわりが反映されている楽器としても扱いやすくなっています。


CHECK!
フェンダー ストラトキャスターのシンラインモデルにも注目です。

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世界有数のストラト使いとしてギタリストに多大な影響を与えているエリック・ジョンソンが過去にもフェンダーから本人監修でシグネイチャー・モデルがリリースされていますが、その続編として前モデルとはまた違った仕様の「エリック・シグネイチャー・ストラトキャスター・シンライン」が発表されました。上記写真は、ビンテージホワイトで本人の希望で、あえてトレモロ・カバーは装着されていない形になっています。軽量でありながら"リッチなサウンドを誇る"をテーマに2015年から開発をスタートし2年の歳月をかけて完成しました。指板がメイプル指板(前モデルはローズウッド指板)の違いはありますが、既存モデルと共通部分も多く、既存モデルのファンも安心して使える仕様になっています。


シンライン(Thinline)とは、「薄い(=Thin)ボディのラインナップ」という意味を持ち言葉自体はギブソンが起源となっています。ボディの厚みがソリッド並みに薄く出来ており、さらにボディ内部をくり抜き、トレモロやコントロール部分以外に意図的に空洞を作っています。


■ 細かいパーツの違い


エレクトリックギターは電気部品等のパーツが集合して出来ており、重要なパーツの違いによってサウンドは変化していくので、パッと見て同じに見えるギターでも実際に弾いてみると違った印象になります。


(1) ネック


ストラトキャスターのネックは、根元からヘッドの先までを1本のメイプル(硬度の高い白色の材木、透き通った響きと立ち上がりの良いアタック感が特徴)から作られます。
1954~1959年までは指板を含めたネック全体を作る「1ピースネック」が主に使われており、1959年からネック部のみ成形し指板を貼り合わせるローズウッド(アタックが少しマイルドになる特性がある)指板のスラブボードタイプ(指板の接着面が平らになっている)が普及しました。
更に1962年からはローズウッド指板のラウンドボードタイプ(指板の接着面が表面のカーブと平行になっている)が材木同士の接着時に起きやすい変形を防ぐことにより、より生産性が向上しました。
ネックと指板を別の材木で作る「貼りメイプル」というタイプも一時的に生産されていましたが今は珍重されています。


(2) ボディの性質


ストラト6.png

ストラトキャスターはメインで使われているボディ材が2種類あります。


・アルダー:ほとんどで仕様されているオーソドックスな木材 (写真左)
・アッシュ:50年代〜70年代で使用されている(写真右)


「アタックのアッシュ」「粘りのアルダー」と言われており、その他の仕様が同じ場合でもボディの材質の違いによってトーンのニュアンスが違ってきます。
アッシュ材は目がはっきり出ることもあり、その見た目の美しさにも注目です。フェンダーUSAとフェンダーMEXは、使用される木材にそれほど差はないと言われていますがフェンダー・カスタムショップだと厳選された最上級のボディ材が使用されたギターが作れられます。

(3)ピックガードとピックアップ

ストラトキャスターのルックスにおいて、とても大事なポイントでもあるピックガードは基本白色ですが、黒やパール、ヴィンテージ感のある色など様々な種類が出ています。 またピックガードを重ねる枚数によって仕様があり、枚数を重ねていくにつれて厚く丈夫になっていきます。


ストラトキャスターのピックアップは3シングル(3S , SSS) を基本としています。フロント・ミドル・リアのセレクトに加えてフロント+ミドル、ミドル+リアの合計5種類のピックアップがセレクト出来るようになった為、ストラトが多彩な音色を出せるのが魅力の一つなのもうなずけます。現代的なモデルではリアをハムバッカーに変える「HSS」(ハムバッカー+シングル+シングル)配列が多く使われています。
ハムバッカーは高出力で出音が太く歪み系のエフェクターと特に相性が良いです。キレの良いコード演奏等で綺麗な音が欲しい場合は、基本形の「SSS」配列が最も理想的です。
また「HSH」(ハムバッカー+シングル+ハムバッカー)もSSHと似たような凡庸性が高いタイプでハイゲイン系のサウンドにおすすめの組み合わせです。


(4)金属パーツの違い


ギターの性能に関わってくる重要な金属パーツは「ペグ」と「ブリッジ」の2つです。

< ペグ>
エレキギターで使われるペグは大きく2種類に分けられます。

・クルーソンタイプ
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クルーソンタイプ:GOTOH SD91

フェンダーのギターでよく見られるクルーソンタイプのペグのスプリングポストには縦に穴があけられており、弦のするどい先端が露出することなく安全で、外す時の時間が大幅に短縮出来ることから合理性を求めるフェンダーならではの設計と言えるでしょう。


・ロトマチックタイプ
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ロトマチックタイプ:Grover 102N
ロストマチックタイプは、グローバータイプとシャーラータイプの2種類に更に分けられます。グローバータイプは3個ずつ左右対称となっているモデルでレスポール・タイプやアコースティックギターによく使われ、シャーラータイプはストラトタイプの小さいペグも作られています。

フェンダーのストラトキャスターは、クルーソンタイプが使われています。


<ブリッジ>
ブリッジは弾き心地や音色、ノイズの原因やチューニングの安定にも大きく影響を与えるパーツでオクターブ調節作業を行う時に扱う部分となります。アースとしての役割も担っており、共振などが起こらぬように強い設計が必要となるパーツです。

ブリッジは、
◇チューンオートマチック・タイプ
◇シンクロ・トレモロタイプ
◇フロイドローズタイプ
◇テレキャスタータイプ
◇ジャガー/ジャズマスタータイプ
◇ビグズビータイプ

とブリッジだけでも数種類存在しています。
ストラトキャスターはシンクロ・トレモロタイプが主に使われトレモロ機構を搭載しています。弦の引っ張る力に反比例する形でブリッジを裏から引っ張っている仕組みです。アームバーによってブリッジ自体または弦の張力を変えることで音程を変化させて使います。


■ ストラトを愛するアーティスト


? エリック・クラプトン(Eric Clapton)
日本でも非常に有名なギタリストで、かつては3大ギタリストとして、ジミー・ペイジーやジェフ・ベックと並び称されました。更にエリックはレスポール使いとしても有名でした。フェンダーからはエリックのシグネイチャーモデルのストラトキャスターが販売されています。



? ジェフ・ベック(Jeff Beck)
エリックと同じく3大ギタリストの1人です。ジェフはロックというよりはフュージョン寄りの音楽の色が濃いギタリストです。ピックを使わない指弾きでの演奏が多いことも特徴の一つです。ギターサウンドのニュアンスをコントロールすることに関しては彼が一番だと言っても過言ではないギタリストです。


? ジョン・フルシアンテ(John Frusciante)
ジョンは皆さまご存知のRed Hot Chili Peppersの元ギタリストです。先ほどご紹介したジェフ・ベック、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジーの3人は3大ギタリストと呼ばれていますが、この3人に対ジョン・フルシアンテはデレク・トラックスとジョン・メイヤーと共に「現代の3大ギタリスト」の1人であると言われていますファンキーな演奏が主な特徴でリフやカッティング、そしてソロもまた叙情的です。2009年に脱退してしまいましたが近年はエレクトロニック音楽にも熱をいれているようです。


MUSICAL INSTRUMENT楽器一覧

ドラム DRUMS

ドラムセットのセッティングの仕方など基礎事項に始まり、ドラム譜の読み方、フォームの確認、基本的なリズム・パターンの習得、様々なドラム奏法の研究を通してリズム感覚を養っていきます。

ギター GUITAR

ギターの演奏フォーム、ピックの持ち方などのギターの基礎確認から、ギターアンプのセッティング、エフェクターの使い方などサウンドメイキングにおいても楽しく親切丁寧に教えます。

ベース BASS

ベースで音楽を楽しむために重要な、ネックを握る左手のフォーム、左手フィンガリングなどベースの基礎の確認から始まり、ピック奏法、フィンガリング奏法など基礎のベース奏法を習得できます。

ピアノ PIANO

「楽しみながら学ぶ」をテーマに、初心者の方には譜面の読み方や、ピアノ演奏の基本的な技術から、経験者の方には好きな音楽や、やりたい音楽の方向性等をお聞きした上で内容を決めています。

サックス SAX

アンプシュアやタンギング、スケール練習などの技術をお教えします。そして曲に挑戦!いろいろな曲をカラオケに合わせてサックスを演奏します。

フルート FLUTE

JAZZ希望の方でも初心者の場合、CLASSICのメソッドを中心に行います。呼吸法、ロングトーン・スケール(音階)、教則本の順番で行いますが、臨機応変に内容を変更します。

トランペット TRUMPET

マウスピースの当て方、唇の正しい形の作り方、正しい震動の伝え方、トランペットの構え方、など吹くための技術から始まり、楽譜を読む読譜、トランペットの演奏に必要な知識を学んでいきます。

トロンボーン TROMBONE

マウスピースの当て方、楽器の構え方、アンブシュア、タンギングなどの吹くための技術から始まり、楽譜を読む力や、トロンボーンの演奏に必要な簡単な理論など吹くための知識を学んでいきましょう。

バイオリン VIOLIN

初心者の方でも受けられるように丁寧に基本から教えていきます。音を出すのが難しい、と思われがちですが、基本からしっかりと始めれば、音はもちろん曲だってしっかり演奏することも可能です。

DJ DJ

機材の使い方はもちろん、基本的なテクニックを学んだら様々な技法にチャレンジ。クラブDJに必要なテクニックや展開方法について学んでゆきます。

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