【ギター教室】フェンダー(Fender)テレキャスターとは

■"世界初のエレキギター"テレキャスターの特徴

1950年7月、シカゴで開催されたNAMM SHOWにてフェンダー社から正式デビューされたテレキャスター。当時はテレキャスターではなく「エスクワイヤー」という名で、ピックアップもリアに1基のみという仕様のモデルでした。 50年の秋までに2ピックアップ仕様のエスクワイヤーも発売され、ボディー・カラーも木目が見えるオフホワイトでフィニッシュされるようになりました。その後2ピックアップ仕様は「ブロードキャスター」と言われ、エスクワイヤーは1ピックアップ仕様専用のモデル名とされました。


51年前期に、グレッチ社から"ブロードキャスター"に商標権のクレームが入り、モデル名の変更を余儀なくされます。新たなモデル名が決まるまでの間、ヘッドに記載されていた"BROADCASTER"が記されていない個体が販売され、「ノーキャスター」と言われています。その後モデル名が「テレキャスター」と決まり、51年中期からテレキャスターの名で販売され、それが今でも引き継がれているのです。


テレキャスターと言えば、ジャキジャキでトレブリーなサウンドと言われた事がある人も多いのではないかと思います。しかし、ブロードキャスター頃のサウンドは、ハムバッカーの様に太くメロウな甘いサウンドが特徴的で、現代のサウンドとは異なります。60年代の後半に向かうにつれ、トレブリーなサウンドに近づいていきます。70年代、より高出力なサウンドを求めフロントピックアップにハムバッカーを搭載した「テレキャスター・カスタム」、2ピックアップ共ハムバッカーを搭載した「テレキャスター・デラックス」等も登場し、さらにラインナップが広がりました。


そして、テレキャスターという名前は変わらぬまま、現代の「AMERICAN PROFESSIONALシリーズ」や「AMERICAN ELITEシリーズ」に繋がっているのです。 初期のテレキャスターと比べネックが細く、素早いプレイヤビリティを可能としています。サウンドはヴィンテージな太く暖かい音を残しつつ歯切れの良い、初期と現代のテレキャスターを融合させたかの様なサウンドです。回路周辺のパーツも見直され、ボリュームを絞った際に高域が減衰してしまう弱点も克服しています。


■テレキャスターの種類


(1)スタンダードタイプ


一般的なテレキャスターは、・ピックアップの台座としても機能するパネル型のブリッジ、ブリッジに取り付けられる専用のリアピックアップ、シルバーのカバーで覆われた、通常よりも若干小型のボディー直付けタイプフロントピックアップに3Wayセレクタースイッチと1ボリューム、1トーンのノブがコントロールパネル上に搭載上記が基本仕様となります。


(2)テレキャスターシンライン


テレキャスターシンラインはボディー内に空洞とfホールを持つセミホロウ構造のボディーを持つテレキャスターです。セミホロウと言ってもボディー内の空洞は大きくはなく、生音はそこまで大きくはなりません。ホールと空洞はどちらかといえば音量を稼ぐよりも音色を変えるためのものです。。コントロール自体は一般的なテレキャスターと同様で、スタンダードモデルとは違った形状のピックガードが取り付けられています。


(3)テレキャスターカスタム


ヘッド形状やボディーシェイプはテレキャスターですが、パーツや仕様がスタンダードモデルと異なります。まずフロントピックアップがFednderオリジナルのハムバッカーとなっている点が最大の特徴です。
このピックアップカバーに大きくFenderと入っており、ポールピースが3弦分ずつ左右に分けられており、コントロールはレスポールと同じ2ボリューム・2トーンで、ピックアップセレクターもこれまたレスポールと同じくトグルスイッチタイプへ変更されています。


(4)テレキャスターデラックス


テレキャスターデラックスはリア・フロントともハムバッカーを搭載した2ハム仕様。 ピックアップ変更に伴いブリッジもハードテイルタイプに変更されています。 そしてヘッドがラージヘッド仕様となっています。 後はカスタムとほとんど同じで、ピックアップセレクターはトグルスイッチで2ボリューム / 2トーンのコントロールを持ちます。


(5)エスクワイヤー


エスクワイヤーは、1950年頃より生産された現在のテレキャスター最初期のモデルで、テレキャスターシリーズのオリジナルモデルです。基本的には2ピックアップのテレキャスターに対し、1ピックアップのテレキャスターをエスクワイヤーと呼びます。


■テレキャスターのラインナップ


Fender社のモデルには本家Fender USAの他に、メキシコの工場で製造されている通称Fender MEXICO、日本の工場で製造されているFender Japanの3つが存在しています。Fender Japanだけは元々Fender USAとライセンス契約された神田商会のブランドで、パーツの規格なども本家とは違い事実上別ブランドでした。しかし2015年にFender社の日本法人であるフェンダー・ミュージックが創設されたことで神田商会との契約も終了し、現在は本家Fender監修の新しい日本製モデルが製造されています。


現在販売しているラインナップは
American Original Series
American Professional Series
American Elite Series
American Special Series
Artist Series
Classic Series
Deluxe Series
Limited Editions
Offset Series
Standard Series
Made in Japan Traditional
Made in Japan Hybrid


とそれぞれ独自のコンセプトや価格帯が設定されており、自分の求めるサウンドや値段と相談して選べるように幅広いバリエーションが用意されています。
長い歴史があるだけに過去に存在したラインナップも多く、それぞれ根強い人気があります。中古市場を探せばビンテージから現行モデルまで実に種類のモデルが販売されています。


またFender社が保有するSquier by Fenderという廉価モデルを中心に販売しているブランドがあります。ただFenderの廉価モデルとしてではなく、独自の仕様や色調のモデルも多く展開しておりブランド自身の独特な魅力を持っています。


■ピックアップなど各部パーツの違い


1950年の発売以降も時代の流れに合わせてテレキャスターは仕様を変更していっています。ただ発売当時から変わることなく採用され続けているスペックもありテレキャスターというギターのすごさを感じることができます。。


1950~54年
エスクワイヤーはリアピックアップのみで3WAYピックアップセレクターで、
1.プリセットトーン(高域カット)
2.トーンが効くリアトーン
3.回路をスルーしたリア
1ボリューム・1トーンという現代では採用されていない変わった仕様でした。


フロントピックアップが採用されたブロードキャスター以降も
1.プリセットフロント(高域カット)
2.フロントピックアップ
3.フロント & リア(パラレル)
1ボリューム・1トーンという特殊な配線がされていました。


またテレキャスターのフロントピックアップは出力が低く使えないと言われますが、このビンテージ回路の場合フロントのつもりで1を選ぶと高域カットされた音が出ているだけなので気を付けましょう。それでも出力が足りないと、より出力の大きいピックアップに改造する人もいたり、Fenderも前述したカスタムやデラックスのようなモデルを販売しています。


またこの年代のテレキャスターはブラスサドルが採用され独特のサスティーンを持っています。稀に言われるレスポールの様な太い音がすると言われるテレキャスターはこの年代のものに多いそうですね。


1954~1959年
リアピックアップの形状がスタガードタイプと呼ばれるポールピースの高さが違うタイプに変更され、マグネットもアルニコ5へと変更されます。配線は53年に採用されたサーキットがそのまま使われていますが、55年にブリッジサドルがスチール製に変更されています。更に58年頃から弦ズレ防止を狙ったのかネジの様な溝切りがされたスパイラルサドル形状へ変更される事になります。


1960年代
1959年に発売されたカスタムテレキャスターに採用されたメイプルネック&ローズウッド指板が通常ラインのテレキャスにも採用されます。ローズウッド指板1958年にヒット商品として大きく売上を伸ばしたジャズマスターに採用していた事から、フェンダーの看板商品である、テレキャスやストラトにも取り入れられることになりました。
ブリッジサドルに関しては、1958年頃から採用されたスパイラルサドルが引き続き採用されますが、1968年頃からはステンレス製で、弦を乗せる部分にのみ深く溝切りがされたタイプへと変更されます。


1967年後期から現代でも採用されている
1. フロント
2. フロント&リア
3. リア
1ボリューム 1トーン のサーキットが採用される事になります。


発売された当初はバタースコッチブロンドという明るい茶色のボディにブラックピックガードだったテレキャスターですが、塗装技術の進歩により赤、青などのスタンダードな色も増え、毎年新しいカラーリングが登場しています。


■テレキャスターを愛用するアーティスト


ジミー・ペイジ


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ヤードバーズ在籍時代やレッド・ツェッペリンの初期においては、ジェフ・ベックから譲り受けた1958年製のテレキャスターがトレードマークでした。また、ペイジが使用するレスポールは、ネックを薄く削り落し電気回路の変更等を行い、テレキャスターを意識したサウンドに調整されていると言われています。レコーディングでもテレキャスターは多用されましたが、ステージにおいてもレッド・ツェッペリン後期のツアーにおいて使用されています。有名な「天国への階段」のギターソロは、テレキャスターによるものであるそうです。


ジョー・ストラマー


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シンガーが持つギターとしてのテレキャスターを広めた人物とされています。元々は、サンバーストだった1966年製テレキャスターを黒に塗りなおして使用。この個体は、クラッシュ解散後も最晩年まで使われ続けました。こうしてボロボロになったテレキャスターを元に、クラッシュのデビュー30周年となる2007年、フェンダーから「ジョー・ストラマー・テレキャスター」が限定発売されました。


キース・リチャーズ


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現在はテレキャスターのイメージが強い彼ですが、初期の頃はレスポールやセミアコといったギターを使用していました。1971年の「メイン・ストリートのならず者」セッション時にギターが大量に盗まれる事件が起きました。この事件後に集められたギターでテレキャスターを入手、1972年の北米ツアーからステージ初お披露目されました。これが後に世界一有名な「ミカウバー」です。その後も、「テレキャスター・カスタム」、「ミカウバー」と並ぶ有名なテレキャスター「マルコム」等のテレキャスターを手にしていきます。なおキースは、6弦をはずす「5弦オープンGチューニング」で有名ですが、もちろんこれらのテレキャスターでも使用されています。。

MUSICAL INSTRUMENT楽器一覧

ドラム DRUMS

ドラムセットのセッティングの仕方など基礎事項に始まり、ドラム譜の読み方、フォームの確認、基本的なリズム・パターンの習得、様々なドラム奏法の研究を通してリズム感覚を養っていきます。

ギター GUITAR

ギターの演奏フォーム、ピックの持ち方などのギターの基礎確認から、ギターアンプのセッティング、エフェクターの使い方などサウンドメイキングにおいても楽しく親切丁寧に教えます。

ベース BASS

ベースで音楽を楽しむために重要な、ネックを握る左手のフォーム、左手フィンガリングなどベースの基礎の確認から始まり、ピック奏法、フィンガリング奏法など基礎のベース奏法を習得できます。

ピアノ PIANO

「楽しみながら学ぶ」をテーマに、初心者の方には譜面の読み方や、ピアノ演奏の基本的な技術から、経験者の方には好きな音楽や、やりたい音楽の方向性等をお聞きした上で内容を決めています。

サックス SAX

アンプシュアやタンギング、スケール練習などの技術をお教えします。そして曲に挑戦!いろいろな曲をカラオケに合わせてサックスを演奏します。

フルート FLUTE

JAZZ希望の方でも初心者の場合、CLASSICのメソッドを中心に行います。呼吸法、ロングトーン・スケール(音階)、教則本の順番で行いますが、臨機応変に内容を変更します。

トランペット TRUMPET

マウスピースの当て方、唇の正しい形の作り方、正しい震動の伝え方、トランペットの構え方、など吹くための技術から始まり、楽譜を読む読譜、トランペットの演奏に必要な知識を学んでいきます。

トロンボーン TROMBONE

マウスピースの当て方、楽器の構え方、アンブシュア、タンギングなどの吹くための技術から始まり、楽譜を読む力や、トロンボーンの演奏に必要な簡単な理論など吹くための知識を学んでいきましょう。

バイオリン VIOLIN

初心者の方でも受けられるように丁寧に基本から教えていきます。音を出すのが難しい、と思われがちですが、基本からしっかりと始めれば、音はもちろん曲だってしっかり演奏することも可能です。

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