【バイオリン教室】急にバイオリンの弦が切れた!自分で弦交換をしてみよう|NOAミュージックスクール

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はじめに


弦楽器において演奏中に弦が切れてしまう事はよくある事です。
バイオリンも例に漏れず、使い続ければ必ず弦を交換しなければいけない場面がやってきます。
いざという時すぐ対応できるように、今秋は弦の交換方法についてご説明します。


■ バイオリンの弦が切れる原因


弦が切れる原因は大きく分けて2つあります。
・現本体の劣化
・バイオリン本体と弦が触れ合っている箇所のどこかに原因がある


【弦の劣化】


弦は消耗品なので経年劣化により切れやすくなります。
もちろん弦は切れるまで使用することは出来ますが、劣化が進むと音程が取りにくく、音に艶が出なくなります。


【アジャスター】


チューニング(調弦)の補助として、音程の微調節ができるネジ状のパーツで、テールピースに装着されます。E線の留め金が尖っていると弦がすぐに切れてしまうことがあります。アジャスターと弦の接触部分をヤスリ等で面取りしたり、専用のプロテクターをつけることで解決します。


【ペグ】


ペグの取り付け位置によっては弦が他のペグに接触してしまうことがあります。接触の程度にもよりますが、構造上ペグの穴を埋めて取り付け位置を変えるという大掛かりな修理になるため、余程の事で無い限りおすすめできません。


■ バイオリン弦の交換時期は?自分で交換しても大丈夫?


楽器の使用頻度によって交換時期は変わりますが、プロは1ヶ月に1回の頻度で弦を交換しています。一般的な交換時期は3~6ヶ月に1回と言われています。
自分で弦交換ももちろん大丈夫ですが、正しい手順を踏まないと余計な作業が増えてしまうので気をつけましょう。


■ 弦交換の際に必要なもの


・新しい弦
・鉛筆(2B等芯の柔らかいものがおすすめです)
・コンポジション(糸巻き用潤滑剤)
・楽器用のクロス


■ 弦交換の方法


弦は1本ずつ交換するのが一般的です。全ての弦を一度に外してしまうと駒や倒魂柱が倒れてしまうことがあります。
交換する弦の順番は決められてはいませんが外側の弦から交換するのが一般的です
(例 : 4弦→1弦→3弦→2弦)


1. 古い弦を外す


ペグを下側に回していき、弦がある程度弛んだらペグ穴から弦を引き抜き外します。その後テールピース側の弦を下側へスライドさせテールピースの穴から引き抜きます。
弦を外した後、ペグにコンポジションを適量塗布します。
また、弦を外したついでに、駒や上駒の弦が通る溝を鉛筆でなぞっておくと、滑りが良くなり弦を傷めにくくなります。


2. 新しい弦をセットする


まずテールピース側に新しい弦をセットします。
弦のボールエンド(丸い金具)をテールピースの穴またはアジャスターの溝に引っ掛けます。
弦の巻き糸部が大きくて溝に入らない場合はペンチ等で細かく整えると入りやすくなります。


3. ペグに弦を通し、巻き上げる 


次にテールピースとは反対側の弦の先端をペグに巻きつけます。
まずペグ穴に弦の先端を通し奥側へ1周させます。
次に飛び出した弦の手前側に1周させて奥・手前の両側で飛び出した弦をはさみます。その後は弦が重ならないように内側から外側に巻いていきます。
弦が重なっている状態で巻くと、そこで弦が擦れ合い切れてしまうことがあるので注意して下さい。


4. チューニングをする


最後に弦をチューニングします。一般的なチューニング音階は
E線(1弦)を「ミ」
A線(2弦)を「ラ」
D線(3弦)を「レ」
G線(4弦)を「ソ」

となっています。
チューニング中に、弦の張力によって駒が傾いてきたり、位置がずれたりすることがあるため注意して下さい。

■どうしても不安な時は職人さんに頼もう


初めての弦交換はトラブルがつきものです。どうしても不安という方はショップや工房へ持っていき職人さんに弦の張り替えを頼むのも手です。
島村楽器やクロサワ楽器など大手楽器店なら交換値段も比較的安価に対応してもらえますし、分からないところも直接聞くことが出来ます。


?終わりに


楽器と長く付き合うためには定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
バイオリンでは弦のメンテナンス、交換が一番頻度が高いメンテナンスといえます。初心者の方は苦手と感じることが多いかと思いますが、大切な楽器を良い音で演奏するためにも根気強く覚えていきましょう。

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