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世界の人気ドラムメーカー10選!特徴とサウンドの違いを解説|ノアミュージックスクール【ドラム教室】

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◼︎はじめに 

世界には日本のメーカーを含め、さまざまなドラムのメーカーが存在します。メーカーによって特徴や個性があるので、自分の好みやプレイスタイルに合わせて選びたいところです。
今回は数多くのメーカーの中でも、とくに人気のメーカーを紹介していきます。


◼︎ドラムメーカーの選び方

(1)メーカーごとの特徴とは?

ドラムメーカーによってコンセプトや使用している素材、製造方法など特徴が異なってきます。
自分の理想とするサウンドを探求していくときには、各メーカーの特徴を把握したドラムセット選びも重要な指標となるのではないでしょうか。


(2)シェルの素材と音の違い

ドラムセットの大きなサウンドの違いが出るポイントとして、シェルの素材が影響してきます。
まずは大きく、ふくよかで暖かみのあるウッドシェル(木胴)と明るく煌びやかなメタルシェル(金属胴)に分けられます。
ウッドシェルはおもにメイプルやバーチ、マホガニーなどの材質が使用されることが多いです。メタルシェルはスチールやアルミ、ブラスなどが使用されます。
それ以外の素材として代表的なのがアクリルです。透き通った見た目が魅力的ですが、見た目だけでなくふくよかでまとまりのあるサウンドが出せます。
また、ひとつの素材だけでなく、複数の木材を使用したものや、木材とカーボンなどの素材を合わせた混合シェルなどバリエーションは多岐にわたります。


(3)プロ向けと初心者向けメーカーの違いとは?

また、プロミュージシャンが使用するようなハイエンドモデルやオーダーメイドでカスタムするものを中心に扱うメーカーや、初心者や一般層が手に取りやすいミドルクラス以下のラインナップが豊富なメーカーなどの違いもあります。
大手メーカーであれば、初心者向けからハイエンドなものまで、幅広いモデルを取り揃えているので、とりあえず大手メーカーから見てみるという手もあります。


◼︎世界の人気ドラムメーカー10選!特徴とサウンドの違い

(1)YAMAHA

YAMAHAは楽器だけでなく、バイクなども有名なので、名前だけでも聞いたことのある方が一番多いメーカーではないでしょうか。1897年に静岡県で設立され、ドラムセット以外にも多くの楽器や音響機器を取り扱っています。現在では世界中の楽器メーカーの中で売り上げNo.1を誇るほどです。
ドラムセットの開発を始めたのは1967年。のちに「Recording Custom」と呼ばれる「YD9000」は一流ドラマーがこぞって使用する名機として有名です。
モデル問わずクセのないサウンドでオールラウンドに使用でき、幅広いジャンルのドラマーが愛用しています。


(2)Pearl

1952年に日本で設立された楽器メーカーです。国内外問わずロックドラマーをはじめとする世界中のドラマーから愛用されています。
Pearlではさまざまなジャンルに適したドラムセットのシリーズを展開しているので、初心者から上級者まで自分にぴったりな一台に出会えるでしょう。
サウンドは、芯のあるパワフルな音色で、バンドサウンドの中でも埋もれにくいという特徴があります。
また、Pearlはスタンド類などのハードウェアのラインナップも充実しています。それぞれのパーツが手軽に手に入るので、一部に不調が出てもパーツ交換で長く使用できるのも嬉しいポイントです。


(3)TAMA

TAMAは、YAMAHA、Pearlに並ぶ日本三大ドラムメーカーのひとつと言われています。愛知県の星野楽器が設立したドラムメーカーで、自社の工場で職人がドラムセットの製作を行っています。
重厚でヘヴィなサウンドが特徴で、とくにハードロックやメタルなどのパワーヒッターなドラマーに人気が高いメーカーです。


(4)グレッチ

1883年、アメリカで設立され、ギターなども有名な楽器メーカーです。1950~60年代にはおもにジャズミュージシャンの間で多く使用されてきました。
骨太でモダンなヴィンテージサウンドが特徴で、上述の通りモダンジャズのドラマーなど、国内外に多くの愛好家が見受けられます。


(5)Sonor

1875年にドイツで設立されたドラムメーカーです。創業当初はクラシック向けの打楽器を製造していましたが、1930年代からドラムセットの製造を開始し、現在まで根強い人気を誇ります。
明瞭で暖かみのある抜けの良いサウンドは、現代の音楽シーンとも相性が良く、スタジオなどでも導入されることも多いメーカーです。
また、クラシック楽器の製造から始まったメーカーということもあり、ドラムセットも高級感のあるデザインが多いのも魅力的です。


(6)DW

1972年にアメリカで設立されたメーカーです。DWは「Drum Workshop」の略であり、その名の通り元はドラムの講習会などを開催するスタジオの運営から始まりました。そのうちハードウェアをはじめとするドラムの製造を始め、現在では数多くの楽器メーカーを傘下に置くアメリカの一大メーカーとなっています。
DWのドラムは太く重厚な、パワーのあるサウンドが特徴です。また、ドラム、ハードウェアともに頑健で壊れにくいと評判です。
DWのハードウェア、とくにキックペダルは有名で、DW9000はドラマー憧れのキックペダルと言っても過言ではないでしょう。


(7)ラディック

ラディックは1909年にアメリカで設立され、ヴィンテージドラムの王道と言われるメーカーです。今ではドラムセットの必需品とも言えるキックペダルやハイハットを開発したのも実はラディックなのです。
明瞭でキレのあるサウンドが特徴で、とくにロックドラマー中心に支持されています。
ラディックは、中でもスネアドラムの「Supraphonic(LM400シリーズ)」や「Black Beauty」はロングセラーモデルで名機として有名なので、そちらから試してみるのもおすすめです。


(8)CANOPUS

CANOPUSは1981年に日本で設立された比較的新しいメーカーです。ですが、その成長は著しく、現在では国内のポップスやロックドラマーから多く支持されるメーカーとなっています。
シェルはメイプルやバーチなどの定番のものから、アクリルやアッシュ、ゼルコバなどあまり他メーカーでは使用されてない素材まで、ラインナップが豊富なのが特徴です。
「刃」シリーズは、手を出しやすい価格帯にも関わらず、Made in Japanで高いクオリティであることが評価され、人気を博しています。
国産メーカーで、豊富なラインナップから自分に合うものを探したい方におすすめです。


(9)PDP

PDPは先にも紹介したドラムメーカーDWの弟分のようなブランドです。DWの廉価版といったブランドで、DWがハイエンド〜ミドルクラスの製品が多いのに対し、PDPでは比較的手の出しやすい価格帯のものや実験的な商品を取り扱っています。
傘下のブランドということもあり、DWのものと同じパーツが使用されている部分もあるので、予算的にDWは買えない...という方はこちらを視野に入れてみてはいかがでしょうか。


(10)サカエドラム

サカエドラムもサカエリズム楽器という会社が立ち上げた日本のメーカーです。元々はYAMAHAとOEM契約を結び、YAMAHAのドラムセットを製造していましたが、契約解消後自社ブランドとしてサカエドラムを立ち上げました。YAMAHAのドラムセットを製造していたこともあり、ドラムの質は折り紙つきでとくに国内では多くのドラマーが愛用しています。
一度は会社が倒産してしまいましたが、2019年に楽器メーカーのKORGが商標を引き継ぐ形で復活を果たしました。
サカエドラムはMade in Japanにこだわり、職人一人ひとりが作るシェルは真円に近い美しい形で、鳴りが良いサウンドが特徴です。また、個性の出せるグラデーションのカラーリングも特徴的です。


◼︎どのドラムメーカーを選ぶべき?

(1)初心者におすすめのドラムメーカー

初心者の方は、まずは国内の大手メーカーのYAMAHAやPearl、TAMAから選んでみることをおすすめします。
とくにYAMAHAとPearlはラインナップが豊富で、どんなジャンルでも適したオールラウンドなモデルが多いので、まだ自分のプレイスタイルが確立されていないうちはこれらから選ぶと良いでしょう。また、TAMAはハードロックなどのジャンルをこれから練習していきたい方におすすめです。
国産メーカーは一部パーツが壊れてしまってもパーツの購入が容易であったり、アフターサービスが充実しているという安心感からもおすすめできます。


(2)ロック・メタル向けドラムメーカー

ロックなどのジャンルには、国内メーカーであればPearlやサカエドラム、海外メーカーではラディックなどが、バンドサウンドに埋もれない抜けの良いサウンドでおすすめです。
メタルなどのハードなジャンルには、TAMAやDWなどの重厚感のあるサウンドが特徴のメーカーがおすすめです。


(3)ジャズ・フュージョン向けドラムメーカー

ジャズやフュージョンで、ヴィンテージサウンドを求める方はグレッチがおすすめです。また、YAMAHAから2016年に発売された新生Recording Customはジャズ・フュージョン界のトップドラマーであるスティーブ・ガット氏の協力を得て開発されたモデルでもあるため、こちらもおすすめです。


◼︎ 最後に

いかがでしたか?
音楽スタジオにはいろいろなメーカーのさまざまなモデルのドラムセットが常設されています。ぜひいろいろ試して自分に合った一台を探してみてください。

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