音楽教室 ノアミュージックスクール

ドラムセットはなぜあの形なのか?各パーツの役割と構造を解説【ドラム教室】

◼︎はじめに 

 
ドラムセットと聞くと、多くの方は以下の写真のようなものを思い浮かべるでしょう。
他の楽器とは異なり、複数の楽器を一つにまとめたような楽器になっています。
今回は、ドラムセットがなぜあのような形になっているのか、そしてそれぞれの楽器の役割などを解説していきます。

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◼︎ドラムセットとはどんな楽器なのか


ドラムセットとは、バスドラムやスネアドラム、ハイハットなどといった太鼓類やシンバル類をひとつにまとめた楽器です。
1人の奏者が同時に演奏できるようにセッティングされており、奏者によってセッティングや使う太鼓類やシンバルを変更できたりと、カスタマイズ性が高いのも特徴です。


◼︎ドラムセットの各パーツの役割

(1)バスドラム

 
バスドラムは、ドラムセットの中で最低域の音を出す太鼓であり、主な役割としては基本となるリズムのベースとなるパートを担当します。
ドラムセットでは、キックペダルを使用して足で演奏をします。


(2)スネアドラム

これはいわゆる「小太鼓」とも呼ばれ、他の太鼓類と違い、裏にスナッピーという主に金属製の響き線が取り付けられており、「ジャッ」という鋭い音が特徴的な楽器です。
8ビートの2拍目・4拍目など、主にリズムの核となる部分を担当するので、ドラムセットの中で最も重要な役割を果たしているといっても過言ではありません。


(3)ハイハット

 
ハイハットは、主にビートを刻む楽器です。
2枚のシンバルが上下に重ねられており、それをペダルを踏むことによって開閉することができ、音の長さをコントロールすることもできます。


(4)タム

 
タムとはスナッピーがついてない太鼓であり、ドラムセットでは主に10~16インチのものを複数使用します。
サイズによって音の高さが異なるので、フィルインなどのアクセントになるフレーズで使用すると効果的です。


(5)シンバル

 
ドラムセットの中で一番高域の音を出す楽器であり、曲中にアクセントや彩りを加えます。
一般的には、クラッシュシンバルが2枚(16インチ、18インチ)と、ライドシンバル(20インチ)が常設でセッティングされています。
またそのほかに、チャイナシンバルや8〜10インチのスプラッシュシンバルなど種類が豊富なのが特徴です。


◼︎ドラムはなぜこの配置になっているのか

(1)手と足を使う構造

例えば、基本的な8ビートの場合、手で8分音符を刻む一方で、足ではバスドラムで四分音符を刻むことで、全体のビートが成り立ちます。
このように手と足を同時に使うことが求められ、叩きやすいようにセッティングされたのがあのような配置になっている理由の一つです。


(2)演奏効率の考え方

もう一つ大きな理由として演奏効率をより良くするためにあのような配置になっているといえます。
演者はハイハット、スネア、タム、シンバルと複数の楽器を演奏しなければならず、素早く手を移動させることが求められます。
そこでそれぞれの楽器の距離を近くし、快適に演奏できるように最適化され、あのような配置になっています。


◼︎ドラムセットはどのように進化してきたのか

(1)ジャズ時代のドラムセット


1910年代初頭のドラムセットは現代と大きく違い、主にバスドラム、スネア、シンバルから構成されていました。
シンバルに至ってはバスドラムに取り付けられており、現在の我々から見るととても変わった構造になっています。
1920年代に現在のハイハットの原型となるロー・ソック・シンバルと呼ばれる楽器が誕生し、ドラムにおける三点(スネア、バスドラム、ハイハット)の形ができあがったとされています。  

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(2)現在のドラムセット

1960年代になると現代のドラムセットの基礎形が完成し、1970年代にはジャンルの多様化などによりツーバスセッティングやさまざまな口径のタムを使うセッティングが誕生しました。
また、今では当たり前となっているブームタイプのシンバルスタンドも誕生しました。
さらに1980年代になるとシンセを多用した楽曲や打ち込みが盛んになる流れで電子ドラムも登場し、ドラムセットはジャンルによって多種多様の形をとるようになりました。


◼︎ 最後に

このようにドラムセットは一言でまとめてしまうと非常に個性が出る楽器ということができます。
奏者やジャンルによってセッティングが全く異なるため演奏だけではなくどのようなセッティングかにも目をむけてみるとより一層面白いかもしれません。

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