はじめに

スタジオや楽器店でよく見かけるエレキギター。
皆さんは各パーツの名称、役割をご存じですか?
今回はエレキギター各部の解説をしてまいります!

■ エレキギターの音が鳴る仕組み

エレキギターは、まずピックアップという装置で弦の振動を電気信号に変えます。その信 号を、シールドを通してアンプに送り、アンプ内で音を増幅させることで音が出る仕組み です。

■ エレキギターのパーツを知ろう

1) ヘッド

ペグが取り付けられており、弦を固定します。 各メーカーのロゴが入っていることが多いです。

2) ペグ

弦を巻き付けるためのパーツです。 締めたり緩めたりすることでチューニングを変えることができます。

3) ネック

ヘッドとボディを繋げるパーツです。 木の材質や太さによって演奏しやすさ、握りやすさが変わり、音質も変わります。 実際に音を出す際に押さえる部分を指板と言います。

4) フレット

指板に打ち付けられている金属のパーツです。
1 フレットずれるごとに半音階変化します。

5) ボディ

ギターの本体と言われる部分です。 ネックと同じく、木の材質によって音が変わってきます。

6) ピックアップ

ギター弦の振動を拾い電気信号に変える、いわばマイクのようなもの。 ストラトキャスターやテレキャスターによく使われているシングルコイルと、レスポール によく使われているハムバッカーに大きく分けられ、ピックアップの種類やボディのどこ に付けるかによって音色が変わります。

7) ブリッジ

ボディ側で弦を固定し、弦の振動をボディに伝えるパーツです。

8) ボリューム/トーンノブ、セレクター

・ボリュームノブ
ボリュームをギター側で調整できます。
・トーンノブ
音の抜け感や丸み具合を調整できます。
・セレクター どのピックアップを鳴らすか選択ができます。ヘッド側のピックアップをフロントピック アップ、ブリッジ側のピックアップをリアピックアップと呼びます。

9) ジャック 電気信号に変換された弦の振動をアンプに送るためのシールドを差しこむ部分です。

ギターのスケールってなに?
スケールとは、ナット(0 フレット)からブリッジまでの距離を指します。
・ロングスケール(648mm/25.5inch)
Fender のストラトキャスターに多いスケールです。 弦がピンと張られているので芯が太くパワフルな音になります。 レギュラースケールと言われたらこのロングスケールを指しています。 ・ミディアムスケール(628mm/24.75inch) ギブソン系はじめ多くのギターがミディアムスケールとなっています。 ・ショートスケール(610mm/24inch)
Fender のムスタングや MUSICMAN に見られるスケールです。 フレットの間隔が狭く、手の小さい方でも楽に抑えられます。