■はじめに　

子供から大人まで世界中で愛されているジブリ作品。映画の物語はもちろん、作品の中に使われている音楽は、どれも素晴らしく欠かせないものとなっています。

最近ではTikTokやInstagramなどで「弾いてみた」動画をよく目にします。

ジブリ映画の音楽をピアノで奏でてみたい．．．そんなあなたに！

今回はジブリ音楽の魅力とジブリの名曲についてまとめてみました。

ピアノでジブリ映画の世界を楽しんでみませんか？

■ジブリ音楽の魅力

独自の世界観と、心惹かれる描写や物語がとても魅力的なジブリ作品。

映画の中では作品ごとに様々な音楽が使用されていますが、その音楽は物語や感情をより一層引き立てているように感じます。

一度聴いたらなんとなく耳に残るような、あの場面で流れていたあの曲！と情景を思い出せるような、そんな音楽がとても魅力的です。

映画の中での音楽は、喜びや悲しみ、勇気や希望などの様々な感情や、物語の風景や空気感など、描写に沿って細かく表現されており、聴く人の心を引き付ける魅力的な作品で溢れています。

■ジブリの世界観を支える久石譲さん

ジブリ音楽の多くは久石譲さんによって手がけられています。ジブリ音楽=久石譲さんとイメージする方も多いのではないでしょうか。

1984年公開の映画 『風の谷のナウシカ』から約30年にも及び、多くのジブリ作品の音楽を手掛けてきた久石譲さん。

その楽曲はどれも、作品の世界観やキャラクターの心情に寄り添った、観る者の感情を引き出すような音楽表現が施されています。

シンプルなメロディラインと独創的な和声がとにかく美しく、一度聴いたら忘れられないような説得力も感じられます。

■ ピアノが目立つ　有名なジブリ楽曲

あの夏へ（千と千尋の神隠し）

映画のオープニング曲でもあり、新たな一歩を踏み出そうとする主人公の不安感を表現するとともに、どこか日本の夏の風景を思わせるような楽曲です。冒頭から繊細できれいなピアノの音色が印象的です。

アシタカとサン（もののけ姫）

映画のラストシーンで使われた曲でもあり、ゆったりと抒情的に奏でられるピアノの旋律は、涙があふれそうなほど美しく魅力的です。

まさに"久石メロディ"を堪能できる名曲の1つです。

海の見える街（魔女の宅急便）

主人公キキが住む海に囲まれた街で、映画の中ではキキが海の上を自由に飛び、興奮する場面と多く関連付けられている楽曲です。

美しく静かなメロディでノスタルジックな雰囲気を感じられます。

人生のメリーゴーランド（ハウルの動く城）

劇中のメインテーマ曲でよく耳にする有名曲です。

哀愁漂うメロディで、物語の中で少女と老婆の自分を行き来するソフィーや、ハウルの微細な感情の変化と浮き沈み、そして人生や時間が流転する様をワルツに乗せて表現されています。

帰らざる日々（紅の豚）

ジャズ調でゆったりとゆれる美しい楽曲です。

劇中にヒロインのジーナのホテルでさりげなく聞こえてくる曲で、おしゃれな雰囲気と、どこか哀愁漂う旋律が魅力的です。

■ おすすめの練習方法

① 自分のレベルにあった楽譜を選んでみよう！

1曲に対して、様々な難易度にアレンジされた楽譜が販売されています。

曲のメロディや雰囲気は壊さずに簡単に弾きやすくアレンジされたものから、音数が多くより本格的に難しくアレンジされたものまで様々です。

ピアノを始めたばかりの人でもチャレンジしやすいですね♪

どの楽譜が弾きやすいかわからない．．．そんなときは、

・左手（へ音記号）の音符の数が少ないもの

・三音以上の和音がないもの

・早すぎる運指や、手の大きな動きがないもの

このようなボイントに注目して楽識を選んでみると弾きやすかったりします！

② 右手と左手を分けて練習してみる

まずは片手ずつ弾いて、フレーズの確認をしてみましょう。

はじめに右手でメロディラインを弾いてみると、曲のイメージもできておすすめです。

譜読みすることに慣れてきたら、譜読みの段階から両手で練習をしてみましょう。

手の形を覚えることができたり、曲の流れや旋律を聴くことができ、より早く曲が弾けるようになります♪

■ 最後に

ジブリ作品の魅力な音楽を、是非皆さんもピアノで気軽にチャレンジしてみてはいかがでしょうか？
演奏曲のレパートリーとして、発表会の選曲にもおすすめです！

ノアミュージックスクールでは、ピアノの生徒様を募集しております！
お子さまから大人の方まで、初心者の方も大歓迎です。
体験レッスンも随時行っておりますので、お気軽に各店舗へご相談ください♪