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ピアノはなぜ音楽の基礎と言われるのか?鍵盤楽器が持つ役割を解説 【ピアノ教室】

◼︎はじめに 

「楽器をはじめるなら、まずはピアノから」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
ピアノは子どもの習い事としてとても人気がありますが、その理由の一つとして、音楽の基礎を学ぶのにとても適した楽器であることが挙げられます。
音程や和音、リズムの取り方や楽譜の読み方など、音楽を学ぶうえで必要な知識や感覚を、視覚的かつ感覚的に学ぶことができます。
また、その知識はギターやベースなど、他の楽器を演奏する際にも生かすことができます。


それでは今回は、ピアノがなぜ音楽の基礎と言われているかをはじめ、ピアノを学ぶことで何が見につくのかを詳しく解説していきます。


◼︎ピアノが音楽の基礎と言われる理由

まず、ピアノが音楽の基礎と呼ばれている理由として、音楽の三大要素である「メロディ」「ハーモニー」「リズム」を、ピアノ一台ですべて学ぶことができる点が挙げられます。
ピアノはメロディを演奏するだけでなく、複数の音を鳴らして和音を作ったり、右手と左手でさまざまなリズムを生み出したりすることができます。
そのため、音楽を構成する基本的な要素を、ピアノのみですべて学ぶことができるようになっています。
また、右手と左手の指を独立して動かす必要があるため、指を複雑に動かす技術が身につくほか、演奏時の腕や体の使い方についても学ぶことができます。


このように、ピアノはメロディやハーモニー、リズムといった音楽の基本から、実際の演奏に必要な体の使い方まで、幅広い要素を一つの楽器で学べるため、音楽における教科書的な立ち位置ということができるでしょう。


◼︎鍵盤楽器は音の構造が「視覚化」されている

ピアノが音楽の基礎を学ぶのに適している理由として、音の構造が視覚的にわかりやすいことも挙げられます。

(1)半音の並び

ピアノの鍵盤は左から右へ半音ずつ高くなるように、横一列に並べられているため、音の高さや音程の関係を視覚的に確認することができます。
また、白鍵と黒鍵の並びは1オクターブごとに同じ規則性を持っているので、音高名が一目でわかるようになっています。


(2)スケールとコードを理解する

また、スケールとコードの理解も、ピアノだと分かりやすいです。

メジャースケールは、音高の間隔が「全音 全音 半音 全音 全音 全音 半音」の順番に並べられたスケールです。
ピアノの場合、半音はすぐ隣の鍵盤、全音は2つ隣の鍵盤であり、この規則に従って順番に音を鳴らせば、メジャースケールを弾くことができます。
この規則に沿って、Cの音から弾き始めれば「Cメジャースケール」、Eの音から弾き始めれば「Eメジャースケール」といったように、自由にスケールを作ることができます。
ピアノ写真①.png

コードの場合、メジャーコードは「1度(主音)+長3度+完全5度」、マイナーコードは「1度(主音)+短3度+完全5度」など、コードに対応した音の間隔を積み重ねることでそのコードを弾くことができます。
文章だけだと把握するのが難しいかもしれませんが、実際に弾いてみると、視覚的に間隔が分かるようになっているので、コードを感覚的に覚えていくことができます。
ピアノ写真②.png


◼︎ピアノはメロディと伴奏を同時に演奏できる

(1)左手と右手の役割

ピアノの前に座ると、自然と右手は高音域、左手は低音域の位置になります。
そのため、基本的には右手は主旋律やメロディなど楽曲の目立つ部分、左手はコードやベース音など楽曲を支える部分、というように右手と左手で役割が分けられています。


(2)ピアノは一人で音楽を成立させられる楽器?

上で挙げたように、高音域と低音域、メロディとコードといったように、どちらも演奏することができることから、ピアノは一人で音楽を成立させられる楽器と言うことができるでしょう。
ただ、バンドやアンサンブルなどのように、他の楽器と一緒に演奏をする場合は注意が必要です。
一人で何でもできてしまうため、他の楽器が担当しているパートや帯域まで弾いてしまい、演奏がごちゃごちゃとした響きになってしまうことがあります。
他の楽器と合わせる場合は、楽器の編成や役割を把握し、譲る部分と弾く部分をしっかり見極めることが大切です。


◼︎作曲や編曲でピアノが使われる理由

作曲や編曲でも、ピアノは重宝されます。

(1)曲の構造を確認しやすい

まず、ピアノはメロディ、コード、ベース、リズムなどを一人で担当することができるため、曲の構造を確認しやすい楽器です。
そのため、一度ピアノで仮の曲の構成を作り、その後ギターやベースなどで肉付けしていくといったような楽曲の作り方ができます。


(2)DAWでのMIDI打ち込みがしやすくなる

PC上で作曲する際、DAWと呼ばれる音楽制作ソフトを使うことが主流となっており、ピアノロールに音符を入力してMIDIデータを作成することがあります。
ピアノを経験していると、鍵盤上の音の位置や音程、コードの形などを理解しているため、鳴らしたい音やコードをイメージしながらMIDIを入力することができます。
また、MIDIキーボードを使って実際に鍵盤を弾きながら音を入力する「リアルタイム入力」も行いやすくなります。
ピアノで身につけた指の動きや鍵盤感覚をそのまま活かせるため、マウスで一音ずつ入力するよりも、メロディやコードをスムーズに打ち込める場合があります。


◼︎ ピアノを理解すると音楽全体が見えてくる

(1)音楽の仕組みを理解できる

ピアノでは、メロディやコード、リズムなど、音楽を構成するさまざまな要素を一つの楽器で確認できます。
鍵盤上で音の位置や音程、コードの関係を理解することで、音楽がどのように組み立てられているのかを学びやすくなります。


(2)曲の構造を意識して聴けるようになる

また、ピアノで音楽の仕組みを理解すると、普段聴いている曲についても、曲の構成を意識して聴けるようになります。
単に「曲を聴く」だけでなく、それぞれのパートがどのような役割を持っているのかを考えながら聴けるようになるのがポイントです。


◼︎ 最後に

いかがでしたでしょうか。
ピアノを学ぶことは、音楽に基本的な知識や技能を身につけることに繋がります。
音楽をより深く理解したい方や、鍵盤楽器を始めてみたいという方は、この機会にぜひピアノをはじめてみてはいかがでしょうか。

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