◼︎サックス演奏における負担の原因とは？

サックスの演奏をはじめたばかりの初心者の皆様！
普段あまり痛まない体の部分が急に痛くなったりしてはいないでしょうか？

はじめたての初心者の方だと日常生活では使わない筋肉を使い、思わぬところを痛めたりすることはよくあることですが、放っておくと慢性的な痛みにつながり日常生活にも支障を来してしまうかもしれません。
最初のうちから正しい演奏姿勢を知っておき、無理のない練習をして上達していきましょう！

◼︎サックス演奏に起こりがちな身体の支障

1.肩こり

サックスは基本的に首にストラップをつけて楽器を支えて演奏します。
重い楽器を首からぶら下げるだけでも負担は相当なものとなり、その状態で演奏したり楽譜を覗き込むような姿勢をとると肩こりの原因となる僧帽筋に力がかかり肩こりの原因となります。

2.腰痛

上記の通りサックスは首からストラップでぶら下げながら演奏します。
重い楽器を首で支えると頚椎に負荷がかかり、姿勢が悪くなっていき肩こりだけでなく、腰痛の原因にもなります。

3.手首、指

正しい姿勢でサックスを支えずに、手や指などで支えるような動きをすると親指付近を痛めてしまいます。

上記以外にも長時間の演奏などによる疲労で身体への負担が出てしまいます。
上記のような症状を軽減できるよう正しい姿勢をご紹介していきます！！

◼︎サックスの正しい演奏姿勢

立奏の場合.
足を肩幅くらいに開きリラックスしながら立ち、背筋を軽く伸ばしましょう！
この時、猫背にならない程度に背筋を伸ばすのがポイントです！

座奏の場合.
足の開き具合は立奏の時と同じく肩幅くらいに開き背筋も軽く伸ばしましょう！
背筋を伸ばすためにも椅子には浅く腰掛けるのがポイントです！

立奏の場合も座奏の場合も共通して言えることですが、なるべく体は真っ直ぐにし左右にブレないように意識することが重要ですね！

また、ストラップの長さも正しい姿勢を維持するのに重要です。
サックスを構えた時にストラップが長すぎると顔が下に向いてしまいます。
そうするとせっかく伸ばした背筋が猫背になってしまい、正しい姿勢をキープするのが難しくなってしまいます。
サックスが顔の正面にきた時にリードがちょうど口に当たる位置を見つけストラップを調整しましょう！

◼︎演奏前後に効果的なストレッチ

これまでに説明してきた通り首や肩周りはサックス奏者にとって重要な体の部位です！
そのため演奏前後にストレッチを行いできるだけ怪我なく演奏を楽しみましょう！

まずはじめに、背筋を伸ばし、胸を張った姿勢で立ち両手を背中に回し手のひらを合わせてみましょう！
そのまま肩甲骨を引き寄せるように両手を上に持ち上げてみてください！
この状態を数秒間キープし、ゆっくりと元の姿勢に戻すという動作を繰り返してみましょう！

肩周りがほぐれてきたのではないでしょうか！
首だけを左右に動かすダンスのアイソレーションなども効果的です！

手首の痛みなどは血流が滞ることによって腱鞘炎に繋がる可能性もありますので痛み始める前にハンカチなどを巻くなどして対策するのがおすすめです！

◼︎終わりに

いかがだったでしょうか？
演奏姿勢によって体の痛みなどを緩和できることが理解できたと思います！
正しい演奏姿勢は体に負担をかけないだけでなく呼吸が楽になりいい音で演奏することにも繋がるので意識してみてください！

また演奏姿勢などはなかなか自分ではわからなかったり、改善するのは難しいと思います。
そんな初心者の方はぜひノアミュージックスクールにご来校ください！
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