■ はじめに

金管楽器の演奏で欠かせないマウスピース、自分に合ったものを選びたいですよね。マウスピースによって吹きやすさや表現のしやすさも変わります！
今回はトロンボーンのマウスピース選びに必要な知識をまとめてみました♪

■ マウスピースの各部分

マウスピースには、カップ・リム・スロートという部分があり、各部分大きさや深さなどの違いにより、役割も変わってきます。

（１） カップ

マウスピースのお椀の部分で、カップの深さで音色や吹きやすさが変わります。カップが浅いと明るい音色で高音域が出しやすくなり、カップが深いと暗めの音色で低音域が出しやすくなります。

（２） リム

リムは吹くときに唇が触れる部分で、大きさ、厚さによって吹きやすさや安定感が変わります。
リムの内径が小さいと明るく高音域が出しやすくなり、逆に大きいと暗く太い音で低音域がコントロールしやすくなります。
またリムの厚さによってもコントロールしやすさや、疲れやすさに違いがあります。

（３） スロート

カップから息が流れる出口にあたる部分です。スロート径は吹奏感に大きく影響します。スロートの直径が太いと息がスムーズに流れ抵抗感が少なく、音色がオープンになりますが、高音が出しにくい為疲れやすくなります。一方スロートが細いと抵抗感が強くなり、スピード感のある明るい音が出しやすくなります。

■ マウスピースの選び方

自分に合うマウスピースを選ぶ上で、素材や表面仕上げも大切なポイントです！

（１） 素材

金管用マウスピースとして一般的に用いられているのは「真鍮」です。真鍮は重さを変えることができ、軽いものは反応が良く柔軟性があり、重いものはパワフルな演奏が可能です。最近は銅やステンレスを使ったマウスピースもあります。

（２） 表面仕上げ

表面に施されているメッキの種類によって音色や吹奏感が変わり、自分の理想とする音色をさらに追及することが可能です！銀メッキや金メッキなど、種類は様々。金メッキは唇が滑りやすくリップコントロールが容易に、音色も温かくワイドで人気です。
銀メッキは最も真鍮との相性が良く、安全性のあると言われています。響きはややダークで落ち着いた音色になります。

（３） サイズ

トロンボーンのマウスピースには細管と太管があり、管が細い方が音色が明るく高音が出しやすく、太い方が息の量も必要となり音色・音量ともに豊かで華やかなものとなります。

■ おすすめのマウスピース

（１）　Bach

Vincent Bach (ヴィンセント・バック)はもともとマウスピース製作から始まったブランドで日本で最もシェアが多く、多様なサイズが展開されています。スタンダードな音色と吹奏感が特徴です。

（２）　YAMAHA

日本トップシェアを誇るメーカー！楽器店での取り扱いが多く、購入前にしっかり試奏ができるのもおすすめポイントの１つです。

■ 最後に

マウスピース選びに悩んでいる方はぜひ参考にして選んでみてください♪
またノアミュージックスクールでは楽器のレンタルも行っております！体験レッスンも随時募集中ですので、お気軽にお問い合わせください◎