はじめに
ウクレレを始めてチューニングや単音を出してみた後は、ステップアップしてコードを用いた弾き方に挑戦したくなるのではないでしょうか？
コードとは和音のことであり、コード演奏はいくつかの弦を押さえて同時に鳴らす奏法です。コード演奏はウクレレを演奏する上での基本ですが、単音弾きやストローク、アルペジオなどの奏法と合わせることで弾き語りや伴奏なども可能になります。いくつかのコードを覚えるだけで演奏の幅がグッと広がります。

■ まず覚えるべき４つのコード
まず、初心者におすすめの4つのコードをご紹介します。ここでご紹介するのは、すぐに押さえられてかつ様々な曲で使われているコードです。
ダイアグラム(押弦するポジションを図式化したもの)と合わせてコードを確認してみましょう。

1） Cコード
薬指で1弦3フレットを押さえます。指1本だけで弾けてしまうコードです。



2） Amコード
中指で4弦の2フレットを押さえます。こちらも指1本で弾けてしまうコードです。押さえるのは4弦のみですが、開放弦を押さえていないか要チェックです。



3） Fコード
次は指2本で弾くコードです。
4弦の2フレットを中指で 、2弦の1フレットを人差し指で、押さえます。
Amコードに人差し指を加えた形です。

4） G7コード
続いては指3本で弾くコードです。
3弦の2フレットを中指で、2弦の1フレットを人差し指で、 1弦の2フレットを薬指で押えます。



■ 次のステップへ、覚えておくと便利なコード
コードにも慣れてきた段階で覚えておきたいコードはこちらです。演奏できる曲のバリエーションを増やすためにも効果的なコードを3つご紹介します。

1） C7コード
1弦の1フレットを人差し指で押さえます。



2） Em7コード
3弦の2フレットを人差し指で、1弦の2フレットを中指で押さえます。

3） Dm7コード
最後は指4本で弾くコードです。
4弦の2フレットを中指で、3弦の2フレットを薬指で、2弦の1フレットを人差し指で、1弦の3フレットを小指で押さえます。



■ 4つのコードで弾けるおすすめ楽曲
ここまで7つのコードをご紹介してきましたが、実は最初にご紹介した4つのコードだけでも弾ける曲はたくさんあります。「Let It Be / ビートルズ」「ルージュの伝言 / 荒井由実」「ひまわりの約束 /秦基博」「ジングルベル」など、易しく少ないコードでも数々の名曲を弾くことができます。曲が弾けると練習の楽しさも倍増するので、少しずつでもコード演奏に挑戦してみてはいかがでしょうか。